クライアント第1キャンパー
身内に障がいを抱える妹がいて、少しでも力になりたいと思っていました。高校生の時に「福祉を変える経営」を読み、障がいのある方が働くことに関心を持ちました。大学では福祉を専攻し、卒業後は就労継続支援A型でハムやソーセージをつくっていました。その後、デイサービスや就労継続支援B型、相談支援、特例子会社で地方オフィスの立ち上げなどを経験し、GLUGにジョインしました。よりマクロな視点で障がい者福祉に携われることで、自分がサービス管理責任者として関わるよりも多くのサービスを創出できると思ったからです。社員の皆さんは共通して他者の考えを聞いてくれる受容性に溢れており、私が担当している新規事業でも提案を受け入れてもらえることが多いと思います。
最近は、各クライアント様を通じて多くの利用者さんと間接的に関わることが増えてきました。元に立ち返るかたちになりますが、運営するのも面白いなと改めて感じています。
将来的には、福祉サービスを通じて、地域コミュニティを創出することができないかと考えています。障害の有無だけでなく、性別、国籍、年齢など問わずに多くの人がゆるく繋がり、居心地のよい空間を作りたいと思っています。自分のビジョンを実現するために、今はGLUGでは、様々な物事に所有感を持って取り組むようにしています。自分で物事をやりきるということだけでなく、割り振ることや調整することでそのときの最適解を考えながら行動しています。
苦手なことは誰かに頼って、得意なことを自分で頑張るように心がけています。理由には、2つあって、自分が苦手なことを得意な人に頼ることで効率的かつ質の高いものが仕上がるからです。もう1つは先々のマネジメントを見据えて、采配することを意識できるからです。
一番最初にいた法人で部長になった時に、100人の部門の管理を任されました。現場に入りつつ、マネジメントをしていたのですが、前任者が辞めたことで従業員からの信頼がマイナスからのスタートでした。信頼関係を再構築しながら、サービス提供の質を高めていくことは、本当に大変でした。ダニエル・キムの成功循環モデルを参考にしながら、まずは関係構築から始めて、なんとか乗り越えられました。自分の力だけではどうにもならないこともあるため、抱えている課題を他者と共有するようにしています。本を参考にしたり、同僚に提案をもらったりすることで、自分が想像しえないアドバイスをもらえる時があります